小岩井乳業株式会社さまには、ニーズベースのセグメンテーションプロジェクトをご発注いただきました。事務局としてプロジェクト全体のファシリテーションにご協力いただいた中丸さま、山本さまに当時を振り返ってお話をしていただきました。
セグメンテーションを実施できるエージェンシーは多くあると思うのですが、ホジョセンにご依頼いただいた決め手は何でしたか?
中丸さん今回のセグメンテーションのように組織に新しい概念を浸透させていくのは力技になりがちだと思うのですが、ホジョセンさんの伴走型のプロジェクト運営であれば組織のケイパビリティも考慮された上で時間をかけて進めていただけると思ったからです。また、個別のアウトプットだけでなく組織構築についても長期的にコミットしていただけると思い依頼させていただきました。
山本さんセグメンテーションの作成といったフレームワークの導入だけが目的ではなく、消費者起点の本質的なマーケティング活動を組織にインストールするところまでサポートしていただきたかったので、ホジョセンさんにお願いしました。
セグメンテーションを行うときは、精緻さと実行性(セグメントごとの違いが理解でき、施策に落とし込める粒度であること)のバランスにいつも悩むのですが、小岩井さんとのプロジェクトも例外ではありませんでした
中丸さん小岩井にふさわしいセグメンテーションの粒度に関しては、組織のケイパビリティも考慮された上で時間をかけて一緒に議論できたので、結果的にはとても良いバランスのセグメンテーションに着地できたと思っています。
山本さん小岩井のビジネスにおける知見と、ホジョセンさんの持つマーケティングの知見を合わせて議論を深めることで、アウトプットの質を高められたと思っています。暗黙知や仮説ベースで認識していた部分がしっかりと整理されたため、今後の施策のベースとなるアウトプットを残すことができました。セグメンテーションの数を決める議論でも、重要な要因を特定した上で進めることができたので、チーム内でも納得して使えています。
今回は伴走型のプロジェクトということで、セグメンテーションの作成だけでなくプロセスにも重きが置かれていましたね
中丸さん時間の使い方は予想外な部分もあったのですが、仮説ベースで事業を進めていたメンバーが実際に消費者調査を経験し、フラットに議論をしたことは組織にとって大きい経験となりました。腹落ち度や意見の対立におけるそれぞれの振る舞いを見ることもできましたし、何よりプロセスにしっかり関わることでメンバーの共通の経験ができ、その後の議論がしやすくなりました。
山本さんホジョセンさんはセグメンテーションを作るだけでなく、ひとりひとりの理解度を見極め、説明や議論の質・量をコントロールしてくれました。大小様々な議論ポイントが設けられていたのですが、誰かが置き去りになることもなくしっかりと理解ができ、課題感もみんなですり合わせて取り組めたので良かったです。
ホジョセンはプロジェクトを通して発見や学びを楽しむということも大事にしています。私たちとしては、とても楽しいプロジェクトでした
中丸さんオンライン中心でプロジェクトが進み、特にワークショップでは難しい部分も多かったのですね。ただ、ホジョセンさんはいろいろな質問に様々な角度や事例を挙げて回答してくれるので、ホジョセンさんには何を聞いても答えてくれそうだという安心感や信頼感をメンバーが持てたことで、オンラインのワークショップも進めやすくなりました。また組織のメンバーそれぞれがプロジェクトでの気づきや学びを深めて自発的に動いてくれるようになり、相乗効果で輪が広がっていくのが実感できてとても嬉しく思っています。実は共有していただいたトレーニングコンテンツや調査結果などの資料はカテゴリ理解のトレーニングにも活用させてもらっているんです。アウトプットが残るだけよりも、プロジェクトの中での各フェーズの理解、調査の組み合わせ方などについても実際の流れを見てもらえるので、納得感があるようです。
山本さん私もとても楽しめました。自分の理解の確認だけでなくチーム内での新たな視点やそれぞれの考え方などを知ることができ新鮮でした。このプロジェクトで組織の色々な人の考え方を知りコミュニケーションがとれたことは後の業務にも生きています。ワークショップを含めオンラインをベースとしたプロジェクトとなりましたが、このタイミングでホジョセンさんにお願いしてなかったら、本質的なマーケティング改革を進めながらセグメンテーションのプロセスや考え方を組織内にインストールしていくという革新的な取り組みはできていなかったかも知れません。アウトプットにも満足していますし、ホジョセンさんにお願いして良かったなと思っています。
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