消費財業界の特性として、(1) 購入頻度が高いため、ブランドスイッチの機会が多い、(2) 消費者の関与度によって消費者の行動パターンが大きく異なる、(3) 製品性能の違いが認識されづらい、(4) 消費者のジャーニーが短くなる傾向が強く、(関与度にもよりますが)カテゴリやブランドに対する自己学習が発生しにくい、等が挙げられます。これらの結果として、購入の最終地点である店頭における視認性や特売が重要かつ唯一のビジネスドライバーになることも珍しくありません。一方で、同一の消費財カテゴリを取り扱う企業であっても、そのコスト構造は多岐にわたることが多く(たとえば自社生産なのかファブレスなのか、大きな営業組織があるのかネット専業なのか、など)、ひとつひとつのブランド固有の条件を忘れないことも重要です。

ホジョセンは、消費財市場を取り扱う際、これら特性がクライアントのビジネスにどのような影響を与えるのかを明らかにした上で、議論を展開するように心がけています。消費財市場はホジョセンがもっとも経験している業界のひとつです。豊富な業界知見とゼロベースの思考を組み合わせることで、クライアントのビジネスに大きなインパクトを残します。