顧客・消費者動向
一般にブランドに対する需要は、マクロな産業構造への対応(ビジネスモデル)と消費者によるブランドへのミクロな評価の2つによって決定されます。この2つのバランスはブランドのポジションによって大きく異なりますし、一方が他方へ間接的に影響を与える複雑な構造のモデルになることも珍しくありません。とりわけ消費者によるブランド評価は変数が多く、またその変数に対する対応策も数多く考えられ、結果としてブランドの選択の幅は広くなりがちです。アドバンテージ・マトリックスにおける競争上の戦略変数の多寡に対応する議論です。ここで問題になるのは、真に戦略変数たりえるブランド評価軸はなにか、です。どんな評価項目であっても消費者に尋ねることはできてしまいますが、消費者に尋ねたからといってその評価項目が需要変化に寄与するかどうかは別議論です。重要なのは、需要変化に影響を与える評価項目を特定し、それらのスコアが変化したときに需要がどう増減するかです。
ホジョセンは、ブランドイメージ評価を活用した需要構造モデルの構築に豊富な実績があります。消費者にどのようなパーセプションを抱いてもらえれば需要が増加するのかを定量的に評価することができ、今後のマーケティングプランにとって有用な情報となります。消費者サイドのみならず産業構造に対する対応施策やブランドのマクロな評価を組み込むことで、予測モデルへと発展させることも可能です。
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