コラム
ROIを組織的課題として捉え、
ROIカルチャーを醸成していく。
ROI(Return On Investement: 投資対効果)やROAS(Return On Advertising Spend: 広告宣伝費対効果)は、利益とキャッシュフローを安定させるためにとても重要な指標です。
しかし、ROI/ROASの向上は短期的な施策ではありません。確かにA/Bテストでより効率的な広告を選ぶことはできるかもしれません。ただ本質的には、消費者の期待に応えるビジネスモデルを構築し、それを実行し続ける文化を作っていくことで持続的なROI/ROAS改善を達成していくべき課題です。
ROI/ROAS向上を達成するためには、3つの視点が必要です。効果・効率・適量です。
効果とは、正しいことを実行しているかどうかを考えます。対して効率は、実行方法・手段が正しいかを考えます。どれだけ正しいことを実行していても、その実行体制がお粗末なら非常に効率が悪いマーケティング活動になります。逆に、どれだけ正しい手段を採用していても、やっていることが的外れなら、それは効果がないマーケティング活動になってしまいます。
最後の視点が適量で、資源配分が正しいかを考えます。たとえば、広告にはS字カーブと呼ばれる特性があることは、1960年代からアカデミックな世界で議論されてきました。S字カーブの詳細についてここでは触れませんが、簡単に言うと、広告量が少なすぎるとほとんど反応がない、広告量が多すぎると増やしたところで反応は増えない、という知見です。これを考えるのがまさに適量課題です。
これら「効果」「効率」「適量」には、教科書的な一般解が存在しません。ビジネスによって違ってくるため、各ブランドごとの特殊解を見つけ出す必要があります。その際、判断根拠として重要なのが、消費者の声です。 「効果」「効率」「適量」 を最終的に決めるのは、消費者行動にほかなりません。ROI/ROASの向上といえども、消費者理解が欠かせないのです。
ホジョセンは、消費者の声をビジネスモデルに組み込んでいくことで、クライアントのROI/ROAS向上をサポートします。
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