耐久消費財市場はいくつか一般消費財市場とは異なる特性を持っています。一般に耐久財は購入頻度が低くなります。結果として、(1)その財に対する消費者の知識はアップデートされにくく、(2)接客を伴う販売や利用中の保守運用などアフターサポートが重要になります。そのコストを賄うためには、(3)販売単価を高く設定する必要が出てきます。このような特徴を考慮に入れた上で、マーケティングとしてどのようにアプローチをするか、どんな戦略オプションを取るべきかを考えなければ的外れな施策を打つことになってしまいます。

ホジョセンは、耐久消費財においても豊富な実績を持っています。耐久消費財を考える上では、消費者の理解は当然のこと、市場構造の理解がより重要になります。上記の(1)(2)(3)の特性をそのまま受認するのか、たとえばサポートや接客を簡略化することで(2)のリスクを取り、(3)の単価を下げるといったオプションの考察には市場構造の理解が欠かせません。ホジョセンは、消費者理解と市場構造の理解を組み合わせることで、耐久消費財のマーケティング活動をより効果的なものへとしています。