ペルソナ定義の注意点3つ

足立 理恵

ペルソナ作成時に気をつけるポイントについて教えてください。

玩具メーカー

ペルソナとは、自社の商品戦略におけるターゲットを具体的に理解しやすく説明する架空のモデルのことを言います。

お客様視点での商品開発を進める上で、ペルソナは様々な過程において考え方の軸となるため、ペルソナをより正しい姿に導くことが、的確な施策を打つためにも非常に重要であると言えます。

そこで今回は、そのペルソナ作成の際に、ぜひ皆さまの心に留めておいていただきたいことについて3点お話したいと思います。

1. 特定のひとりを目指す

例えば、大まかに「旅行が好き」という人はこの世の中に沢山いると思うのですが、旅行先の有名スポットは一通り見ておきたいのか、関心のあるスポットだけを効率よく回りたいのか、はたまた、一つの宿に長くのんびり滞在したいのか、退屈しないよう色々な宿に泊まりたいのかなどなど、旅行に対する関心や好み、価値観や楽しみ方は人によって様々です。

そこで、ペルソナ作成の際に重要になるのは、こうした考えうる限りの価値観や嗜好を、あれもこれもと盛り込むのではなく、うまく掛け合わせながら、「100人にひとり」に相当するまで絞り込むことです。

2. 特徴づけは根拠を持って

想像で肉付けしなければならないペルソナ像は、作成過程において、ペルソナの好みに関わらず、どうしてもイメージで特徴を与えてしまうことが起こりがちです。例えば、ペルソナが属しそうな集団によくある特徴をそのまま当てはめてしまうなどがそうですね。そうすると、折角絞り込んだはずのペルソナ像が結局ボケてしまいます。

予算や時間に制限があるため難しいという方もいるかもしれませんが、顧客情報やインタビューから得られたことに基づいて特徴を固めていくのが理想的です。

3. 繰り返し見直されるものだと理解する

ペルソナは一度作ったら終わり、というものではありません。自社が置かれる環境やお客様のニーズの変化などに合わせて、常に新たな特徴の具体化と肉付けまたは修正を繰り返して、ペルソナは完成に近づいていきます。

新年度に入り新入社員を迎えられた企業様も多いかと思います。ペルソナ作りのプロセスは共通認識を持つためにも重要な役割を果たしますので、社内の認識合わせも兼ねて、自社のペルソナが現状と合っているか確認されてみてはいかがでしょうか。

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