購入者の消費行動・消費シーンを詳細に知りたいです。

尾崎 久恵

飲料メーカーです。とある商品について、購入者の方がどのように消費行動をとられているのか、飲用シーンを詳細に知りたいです。調査を依頼する上で気をつけるべき点はありますか?

飲料メーカー

消費行動を知る…。消費者は、購入したものを実際にどんな場所で誰といつ消費しているのか?商品開発やマーケティングを考える上で、消費行動の現状は知っておかなくてはならない重要な情報ですよね。行っているマーケティング施策がちゃんと消費者に届いているのかを確認したり、新しい商品展開の可能性を探ったり、現状を知ることで次のステップを考えることができると思います。

こういった場合、調査会社さんに調査を依頼されることが多いのではないかと思いますが、調査を依頼する側として、いくつか気をつけておくと良い点がありますので、ご紹介させていただきます。

1.どんなアクションに落とせるのか想定しよう

どんな調査にも共通するのですが、調査を依頼する前の時点で、調査後にとるべきアクションは何なのかを想定しておくことは非常に大切です。調査を行いました⇒「◯◯すべき」と分かったのですが、それは予算的にできないんですよね…。ということで、結局何もできなかった…これでは何のために調査をしたのか分かりません。どの企業さんも通常は、かけられるエフォートにも予算にも限りがありますから、その範囲内でとることのできるアクションを前もって想定しておくことが大切です。◯◯が△△だと分かればコレ、□□ならコレ…のように具体的に想定しておくことで、調査を無駄にせず有効活用することが可能です。

2.調査のゴールを設定しよう

「何が知れたら」「何が確認できたら」今回の調査は成功なのかの「調査のゴール」を明確にしておくことはとても大切なことです。すごく当たり前なことに思えるかもしれませんが、ついつい欲を出して、あれもこれも…あわよくばコレも分かったら…などと欲張ってしまうと、どれにも使えないデータがでてしまうことがあります。

3.手法にこだわろう

意外と落とし穴になるのが、調査会社さんに任せっきりでどんな手法が取られているのか分からない…ということです。せっかく調査をしても、調査結果として出てきたものが使えないものであっては、お金と時間をかける意味がありません…。ぜひ依頼者側としても手法にはこだわってくださいね。

今回のような飲用シーンを知る場合は、アンケートだけだと漏れが生じるケースがあるのでおすすめできません。アンケートは、基本的には聞いたことしか答えてもらえません。アンケート票に網羅されていなくて重要なことがあった場合、その調査からは漏れてしまいます。また、アンケートは記憶に残っていなければ書きだすことができませんので今回の場合は選ばない方が良いでしょう。

それではどういった方法が良いか?ですが、飲んだ時に写真を撮影してもらうという方法なら良いかもしれませんね。商品を撮影するのではなく、「どういった場所で」「誰と」が分かるように写真を撮ってもらい、コメントを入れてもらうのも良いでしょう。この手法でも、調査に参加いただく方々のへのインストラクションはしっかりしないと、使えない情報しか集まらない可能性があります。調査の目的を十分に果たせる手法はどのようなものになるのか、調査会社さんとしっかりと詰める必要があると思います。

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