STP
既存のブランドでポジショニング変更が取り沙汰される時、他ブランドとの被りや競争を回避することを目的として議論されることはよくありますが、この議論は大きなリスクを孕んでいます。ポジショニング定義でも触れたように競合から離れることを意識するあまり、誰からも歓迎されない旨味のないポジションを目指してしまう、または、これまでに築いたブランド資産を無視してポジションを設定してしまい、そこに合わせこむためにブランドがちぐはぐになってしまう、という失敗が起こりうるのです。
議論の発端は競合ブランドの脅威であったとしても、ポジショニングは消費者の意思決定とブランドの強みをもとに定められるべきです。市場や消費者について「わかったつもり」ではなく、正しい現状把握のもとブランドが目指すべき方向について議論されなくてはなりません。ホジョセンは、競争環境と消費者視点の両側面からブランドがどんな存在を目指すべきかをご提案します。
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