コラム

Perception is reality~必ずしも事実が事実通りに認識されるとは限らない

マーケのヒント
執筆
高橋 孝之
公開日
2016年7月1日
更新日
2022年9月21日

今回のテーマは、「ぱーせぷしょん いず りありてぃ」です。

僕が P&G という会社で働いていた時に嫌になるほど聞かされて、身体に染み込んでいる概念なのですが、いざ外に出てみるとあまり浸透していない考え方だと感じていますので、ご紹介します。

Perception is reality. ちなみに直訳すると、「認識は現実だ」、です。ちょっとだけ岡本太郎を思い出しました。 超訳すると、「伝えたかったことではなく、伝わったことが受け手にとっての現実なんですよ」、という感じでしょうか。コミュニケーションを考えるとき、僕は常にこの言葉を頭の片隅に置いています。

たとえば、「3,000円オフ」というメッセージをチラシに書いたとします。 もちろん、書き手は「3,000円も安くなっているのか! (よし行こう!)」と読み手に理解してほしいと考えているはずです。 でも、もし大部分の読み手が「なんだ3,000円しか安くなっていないのか」と受け取ったとします。 そのときのお客さんの行動は言わずもがなですよね。 こういった形で、メッセージを送る側の意図が、メッセージを受け取った側の理解とかけ離れているケースっていろいろな企業のマーケティング活動で見かけます。

広告をはじめとするすべてのコミュニケーションで成し遂げないといけないことは、

メッセージの送り手の意図 = メッセージの受け手の理解

の式を成立させることです。

メッセージの送り手の意図が正しい限りにおいて、上記の=が成り立てば必ず結果はついてきます。

弊社ウェブサイトや地域活性コラムサイト通助では、消費者・生活者視点の戦略、と謳っていますが、それは「メッセージの送り手側の意図」という側面から(だけ)ではなく、「メッセージの受け手=消費者・生活者の理解」という側面をしっかりと考える、という意味です。

これは、商談等のBtoB、BtoG、GtoCなどなどでも同様です。消費者だけではなく、相手先企業(の担当者)であっても、同じことを考えないといけません。ちょっとだけ、自分の仕事を振り返って、次の2つの質問を自分にしてみてください。

  1. 自分の意図は正しいですか?
  2. お客様は自分の意図どおりに理解できますか?

もしかしたら、今はまだ自信を持って YES! といえないかもしれません。 でも、これからはこの2つを自問自答するだけで、必ずプランの成功率は上がると信じています。 そして、テレビのCMやチラシ、雑誌の広告ページなどをスキップせずに見てみてください。メッセージの送り手は何を考えていたんだろう、それを自分はどう理解したんだろう、そのギャップはどこから生まれたんだろう、って考えていくうちに、あなたは立派なマーケター。

さて、ここまで読まれて「ぱーせぷしょん いず りありてぃ」はいい言葉だ、と思ってもらえたなら、僕のメッセージは成功です(・∀・)

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