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「見えてくる」体験が楽しい

足立 理恵 ケースリード

プロフィール

電機メーカーにてエンジニアとして先行研究から製品開発・設計まで幅広く従事し、開発プロセスにおける実務・マネジメント経験を経て現職。ホジョセンでは、定量データの解析からキャリアをスタートするも、徐々に定性情報の分析、プロジェクトマネジメントなどへと手を広げています。オレンジとチョコレートの組み合わせが大好き。大阪大学大学院基礎工学研究科博士前期課程修了。

ビジネスの意思決定に関わるようなお仕事をしていきたい

2017年にアナリストとして入社し現在はケースリードとして活躍中の足立に、ホジョセンで働く上でのやりがいや、どのような人と働きたいかなどについてインタビューを行いました。

ホジョセンでは採用時にコンサルティングやマーケティング領域の経験を必須としていません。実際にこれらの領域を経験せずに入社した足立に、これまでの経験からホジョセンでの業務に活かせたこと、キャッチアップが必要だったことを質問したいと思います。

ホジョセンで活かせたことは、大学で触れた数値計算やプログラミング言語です。ホジョセンはRを当たり前に使う文化だったので、私は入社当初から統計解析が発生するプロジェクトに放り込まれたのですが、戸惑うことなくすすめることができました。工学系で修める数学レベルでもある程度の数理モデルの話はついていけるので、そのあたりも役に立っていると思います。

また前職で事業会社がどのようなビジネスプロセスをもって活動しているのか、さらに細かいところでいうと、モノづくりのプロセスや部署どうしの関わり方(相互にどんな影響を及ぼし合うのか、部署ごとのモチベーション、力関係)みたいなものを実際に現場で見てきたことも生きています。当たり前ですが、全くの新卒でビジネスを知らずに入るよりもお客さんの状況を(エモーショナルなことも含めて)理解することができています。

一方で、質的調査・定性研究とはなにか、それをビジネスにおいてどう活用するのか、というところは苦労しましたね。私が経験してきたビジネスシーンでの意思決定は、数字や自然科学的な理論をベースとして進められるものだったので、インタビューや行動観察から人間を理解しロジックを組み立て説明すること、それをもとに意思決定をするというのはとても衝撃でした。たくさん人間観察を繰り返し、観察事実からなぜに延々答えることでしか身につけようがないと思うので、最初はみんな苦しむもんだと思って頑張ってキャッチアップしましょう。

ホジョセンの業務でのやりがいを教えてください。

3-4ヶ月、ときには半年以上かかることもありますが、お客さんの問いに対して自分でも「ああなるほど。」と思える理解にたどり着けるときです。単純に「見えてくる」という体験は楽しいですよね。それをお客さんと共有して、お客さんの中で物事が動き始めるときというのは、 とても達成感を感じます。

お客さんの業種もスケールも様々ですし、プロジェクトとして調査研究が主になることもあればコンセプト開発・数理モデルの開発もあり組織育成もあり、さらにそのなかでプロジェクトの「企画」「設計」「実行」「分析」といった単独のプロセスだけでなく少なくとも複数(ほとんどの場合でひと通り)をやることになります。向き不向きや好き嫌いはあれど、コンサルティング業務に関わる限りこなせるようにならないといけません。大変ですけど、自分でやるからこそプロジェクトやビジネスに対する理解もより深まるし身に付くなという実感はあります。

プロジェクトを運営していく中で、どのようなアナリストやアソシエイトと働きたいですか?

私自身は、 数学や人間理解から逃げない(得意じゃなくても全然いいので、放り出さない。) 、フィードバックを受けたことについて自分なりの反省と対策を講じられること、なぜこの人はこう考えるんだろうと相手の思考をトレースしようとできること…などが備わっている人だと嬉しいですね。

また、相談もディスカッションもレビューもいくらでも歓迎するんですけど、自分の業務を完遂するためにやるんだ、という意思はちゃんと示してほしいです。 そのために今何を考えるべきで、それについて今自分はこう考えていて、というベースを持って議論に臨めることであったり、 疑問をもつこと・わからないこと自体は何も問題ないが、それを解消しようと自ら動けることを期待します。具体的に何がわからないのか・何に困っているのか、裏を返せば何が分かれば自分は動けるのかを伝えられる・または伝える努力ができる人がいいですね。 これはホジョセンのバリューにある、Show your flag, and fight(オーナーシップの姿勢)、Intellectual Integrity(自分の思考プロセスの説明責任を果たす)、につながる大事なことだと思っています。ほんとのジュニアのうちは「上の人なら察してください」「上の人が決めてください」と思ってしまうのはわかるのですけど、ホジョセンではそういうスタンスは全く期待されてないと受け止めて、踏ん張ってほしいです。

これまでにホジョセンに在籍する中で、どのような変化がありましたか?

プロジェクトの規模は私の入社当初から7年で大きく変わったと思います。昔は調査寄りと言うか、単発での調査を行なって示唆を出すとか、市場ポテンシャル推計のような部分的なプロジェクトが多かったのですが、ここ数年は経営企画・事業本部レベルの意思決定に関わるようなお仕事が増えました。金額規模が増えることは当然有難いですし、それ以上に、私たちもお客さんのビジネスにより踏みこんで理解しお話をさせていただけることがとても面白くもあり、お客さんをより近い存在に感じるようになりましたし、プロジェクトに愛着を強く感じるようになったと思います。クライアントのビジネスに資することは過去も今も変わりませんが、高度に知的な業務としての幅は広く・議論は深くなり、楽しみは増えていますね。

ホジョセンで働いてみませんか?

頭が沸騰するような難しい問題に直面するとワクワクできる皆さまのエントリーを、心待ちにしています。
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