株式会社ホジョセンは、2012年10月に設立されました。設立前は事業再生という傾いた会社を立て直す仕事をしていましたが、その時に強く感じたことが、会社設立の動機となりました。それは大きくわけて「価値発見」と「問題発見」です。
奥ゆかしさという文化のせいなのか、僕がいっしょに働かせていただいた企業さんは自分自身を過小評価している傾向にありました。本当に良いものを作っている・提供しているにも拘らず、その価値を適切に表現できていない、もしくは、そこに自分たちでも価値を見出していない、そういうシーンを何度も見てきました。
これは本当にもったいない。その企業にとっても、最終的な受益者である企業・消費者にとっても、本当にもったいないことです。
ホジョセンは、本質的な価値を追求しつづけます。クライアントのために、受益者のために、まだ見つかっていない価値を発見し、伝えていくお手伝いをします。
企業の抱える課題に関しても、同様です。本質的な課題の設定をすることなく、問題の解決に突き進んでしまうシーンを見てきました。どれだけ問題の解決が正しかったとしても、設定した問題そのものが間違っていたら、正しい答えは意味をなしません。30+20は50ですが、問題が90+40だったら、50という正しい答えは残念ながら間違いなのです。
これもすごくもったいない。せっかく正しい答えを導く能力も時間もお金もあるのに、取り組んだ問題が間違っているなんて。
ホジョセンは、本質的な問題を追求しつづけます。貴重で制限のあるリソースを最大限に活用するためにも、正しい問題を発見することにこだわりをもって進んでいこうと思います。
図形問題にしばしば登場する補助線。補助線は、引いてしまえばその問題が一気に解決に進む魔法のような線です。引いてしまえば簡単ですが、引くのは難しい。ホジョセンは、経営における補助線として、価値や問題の本質を明らかにし、できるかぎりシンプルな形での課題解決を提供したいと考えています。
2015年10月
株式会社ホジョセン
代表取締役 高橋 孝之